2018/10/10

個展「或る日の眼」展示のご報告

先月行った個展「或る日の眼」について、以前のブログでも簡単にご報告しましたが、ウェブサイトに報告ページを作りましたのでお知らせします。
ぜひご覧下さい!

報告ページはこちら

また、文章はブログの方が読みやすいかも知れないので、こちらにも掲載します。

個展「或る日の眼」にご来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。
 多くの方にご来場頂き、大変嬉しい時間が過ごせました。
展示を終えて感じた事・考えた事を振り返ってみたいと思います。

今回の展示では、なんと言っても新しいギャラリーのこけら落としという事で、その点が大変印象に残りました。
展示のお誘いを受けたのが個展の約半年前で、その時はまだ壁や床なども出来ておらず、なかなか展示のイメージが難しかったのですが、思い切って受けてみる事にしました。
作品制作を進めながら、オーナーさんから壁や床が出来ていく様子を画像で教えてもらい、こだわりの詰まった空間が出来ていく所を見るのは、とても新鮮で面白い体験でもありました。
そして、搬入日に初めて完成した空間を見た時にはとても驚き、真っ白な壁(最初の展示なので、壁に釘の穴や汚れがひとつも無い!)にかなり興奮した事を覚えています。
こけら落としはプレッシャーもありましたが、なかなかできない体験もできて、選んだ頂いたオーナーさんには本当に感謝です!

また、展示作品については、今回展示が決まってからギャラリーオープン日まで期間が短かった事もあり、旧作も混ぜての展示としました。
十何年振りに引っ張り出してきた作品もありましたが、それを久しぶりに見てみて、描き方で変わっている点はあるけれど、 自分の興味のある対象はそれほど変わっていないのかなと思いました。変わらない事については、良い面・悪い面両方があると思いますが、今はもっと変化していきたいという気持ちが強いです。
興味の対象を意図的に増やすのは難しい事だと思いますが、今後は対象をどのように描くかだけではなく、自分の実感を伴う無理のない範囲で、描く対象についてももう少し色々なものに挑戦してみたいと思います。

今後の予定については、今度はホワイトキューブではなく、店舗での個展が決まっています。
店舗での展示なので、自分のやりたいことはしつつ、その場所ならではの展示空間にもしたいと思っています。
そちらはまた期間が近づいて来たらお知らせしたいと思います!