2018/01/06

個展「風景の花鳥風月」展示のご報告

昨年行った個展「風景の花鳥風月」について、以前のブログでも簡単にご報告しましたが、ウェブサイトに報告ページを作りましたのでお知らせします。
ぜひご覧下さい!

報告ページはこちら

また、文章はブログの方が読みやすいかも知れないので、こちらにも転載します。

<展示を終えて>

個展「風景の花鳥風月」にご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました。
多くの方にご来場頂き、大変有意義な時間を過ごせました。
展示を終えて感じた事・考えた事を振り返ってみたいと思います。

今回の展示では、個展のタイトルの通り「風景の花鳥風月=風景の風景」として、それぞれの作品を完結した1つの風景としながらも、それらをさらに大きな風景の部分とし、展示空間全体をも1つの大きな風景となるよう設定して構成しました。
なので、それぞれの作品に「花」「鳥」「風」「月」のタイトルを個別に付けて、風景の部分としても存在しているという事を示しました。
また、1つひとつの作品についても、具体的な風景の描写はしつつもなるべく色や形を単純なものに還元し、色や形自体の美しさを最大化させながら、大きな風景のパーツとしてあるという事が感じられるように試みました。

正直なかなかこの意図を感じてもらえる事は少なかったように感じましたが、挑戦してみて良かったと思っています。
次は作品内容に加えステートメントや展示方法なども工夫し、もっと短い時間で直感的に意図が伝わるような展示を心掛けたいです。

今回初めて、お店が併設されていない自分の作品だけが「もの」としてある純粋なギャラリー空間で展示を行いました。
展示をしてみて感じたのは、自分の作品しか無いことで絵1つひとつの主張が強くなるし、絵が見やすい・内容に入っていきやすいという利点があるなぁと 思いました。お店が併設されている所で展示をするのも好きでまたやってみたいですが、今後は展示の内容を考えて場所を選ぶようにして行きたいと思います。

また、在廊期間中にぼーっと自分の絵を眺めていて、新たに試してみたい事や今後の絵の方向性など色々と思い付いたので、次の展示でその成果をまた皆さんに見せられるよう、制作に励んでいきたいと思います!