個展「沁み出す光」にご来場頂きました皆様、気に掛けて下さった方々、誠にありがとうございました。
6月3日をもちまして無事会期を終了致しました。
今回の個展の振り返りを簡単にしてみたいと思います。
まず、会場となったPrinted Unionさんでは2018年以来の2回目の個展でしたが、今回は新作展という形で開催することができ良かったです。
前回の2018年の時には、お誘いを頂いてから制作時間を十分に取る事ができず、やむなく新作と既作を混ぜる展示になってしまったので、すごく心残りがありました。
5年間もかかってしまいましたが、新作展としてリベンジを果たせてすごく晴れやかな気持ちです。
作品自体については、描き方やコンセプトなど今までと大きく変わらないので、この感じで今後も続けていこうと思っています。
ただ、今までは「何か自分ならではのコンセプトがちゃんとなきゃ駄目だ!」と考えていたのですが、最近は「もうそんな独創的じゃなくて普通で良いな」という思いでいます。
コンセプトに関しては、美術家として独創的であるべきという思いがずっと強くあったのですが、最近は正直に思う普通なこと(この風景綺麗だなぁとか)を少し自分なりの視点を入れて、そこを突き詰めて描いていくので良いのだと思えるようになってきました。
突き詰め方はとことんまで鋭く突き詰める必要があるとして、今回の個展に出品したものに関しても、そのような考えを強く押し出すようにしています。
今年は1年に2回も個展をしたので、自分のペースとしては忙しかったです。
この後は少しのんびりして、作品の事について考えを巡らせたり描き溜めをしたりして過ごしたいと思います。
また展示のお知らせができるように、引き続き制作に励んで参ります。
最後に個展の記録動画を作りましたので、こちらでも楽しんで頂けましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
動画が表示されない方はこちらからご覧下さい。