先日ブログにアップしたオーダー品「サンタ マリア デル フィオーレ大聖堂」の制作過程を紹介します。
それでは、以下各工程の詳細です。
①エスキース
全体の構図や色合いなどを確認するために制作しました。私は結構パースが苦手なので、補助線を使いながらパースがずれないように気を付けました。
その後広場の馬車や人の配置を決めていきました。
陰色は灰色ではなく、色味のある緑や青を使いました。
筆のタッチがそのまま彫刻や石造りの質感に繋がるように意識しました。
色は水彩で使った色の補色を重ねるようにして、深みを出すことを意識。
対して広場の馬車や人は少し色彩を強くするように、色を重ねていきます。
⑧完成
遠近感や全体の強弱を整えて完成です!いかがだったでしょうか?
色鉛筆と透明水彩を併用する技法の参考になりましたら幸いです。
水彩の時に、色鉛筆で重ねる色を想像しながら描くと良いと思います。
また、水彩で描くと紙の上に薄い膜ができるので、色鉛筆の乗りが少し鈍くなります。
色鉛筆のみで描く場合よりか少し強めに描くと上手く描き込みができますので、意識してみて下さい。
また、おまけとしてもう少し細かく工程を刻んだコマ撮り動画も作りましたので、よろしければこちらも是非ご覧下さい。