2024/05/13

揉み紙のドローイング

久しぶりのドローイング紹介です。
二人展やら通信講座の準備やらでバタバタとしていたら、前回のドローイング紹介からだいぶ時間が経ってしまいました。

少しいつもと違う紙を使ってみようという事で、最近はクシャクシャに揉んだ紙を使っています。
紙が細かく折れているので、折れ目に引っかかって思ってもみなかった偶然の描写ができるのと独特な紙の風合いが良い感じです。
モチーフもこの紙に合いそうな物を選びました。
それでは、それぞれを紹介します。

①フライパンのドローイング
ここ数年、毎朝餅を食べているのですが、その時に使っているフライパンです。
持ち手がグラついてきていて「そろそろ寿命かも?」と思っていたので、壊れる前に描いておきたいという事で制作しました。
古びた感じが揉み紙の表情で上手く出せたと思います。
鉛筆、透明水彩、色鉛筆で描きました。


②干し椎茸のドローイング
実家から干し椎茸が送られてきたので描きました。
干し椎茸のクシャクシャ感と揉み紙の表情がマッチしていたので、すんなり筆が進みました。
画材は透明水彩と色鉛筆です。


③ほうぼうのドローイング
兄が江ノ島で釣ってきたとの事で貰いました。
ほうぼうは初めてちゃんと見たのですが、色や形がとても面白いですね。
ビビットな色合いが南国の魚のようです。

揉み紙なのであまり緻密な描写はできないですが、偶然できる表情を大切にして魚の描写に繋がるよう紙と相談する気持ちで制作しました。
使用画材はパステルです。


いかがでしたでしょうか?
普段とは違う紙を使うだけで、とても新鮮な気持ちで制作できました。
これからも色々な画材、表現方法を試していきたいと思います。
また新しいドローイングができましたら紹介します。
それでは!