微妙に顔を覚えられているっぽくて恥ずかしいので、最近はあまり頻繁に行かないように気を付けている所ですが、食べたくなって月一くらいは行ってしまいます。
大体いつもパッタイと青パパイヤのサラダを頼みます。
今回はそのパッタイを色鉛筆で描いてみましたので、制作過程を紹介したいと思います。
料理が好きというのもありますが、お皿のデザインも素敵だったので、そこにも惹かれ題材にしてみました。
①下描き1
2Bくらいの鉛筆で下書きをする。
色鉛筆では後から形を直しにくいので、なるべくここで踏ん張って細かい形まで捉える。
麺と模様が細かくて辛かった。
②下描き2
鉛筆の下描きを消しながら色鉛筆で線をなぞっていく。
色を塗った時に線が目立たないよう、大まかな色分けをして線を引いていく。
一番面倒な工程。
③描写1
まずは大まかに色を付けながら描写していく。色鉛筆では白く描き起こす事が難しいので(白の発色が弱い)、濃い色や陰影を先行させて描いていく。
途中まで明るい部分は白いままで進めて行く。
④描写2
暗い部分に色が付いてきたら、明るい部分も徐々に描き始めていく。
明るい部分を描く時は、全体の明暗のバランスが崩れないように気を付けて使う色鉛筆の選択をする。
また今回は、切り抜きで使う事を予定しているためテーブルの影は描かない。
⑤テレピン
全体に一通り色がのったら、テレピン(油絵用の溶剤)を含ませたティッシュで画面全体を叩く。
こうする事で、色鉛筆の粉が溶けたり散ったりするので、複雑な色を作る事ができる。
ただ一旦少し薄くなり、完成までひと手間増えるので、時間が無い時にはあまりお勧めしない方法である。
またテレピンを使う事を予定しているのであれば、テレピンの前に濃い補色(色相環で対角線上の色)で陰影を付けておくと良い。テレピンで薄まってちょうど良くなる。
⑥描写3
テレピン後、全体にもう一段濃くしていくが、暗い部分から進めて行く。
明暗だけではなく、モチーフそれぞれの固有色も徐々にはっきり出てくるように進める。
そろそろどの色が一番上にきて完成になるかも決めていく。(鮮やかに見せたい場合は、補色をなるべく下の方に隠していくようにする)
⑦完成
細かい部分や、全体の明暗、色を整えて完成。(最後だけスキャンしたものなので、他の画像よりクリアに見えています…すみません。)
もっと描きこみたい場合は、もう何度かテレピンを挟んでも良いかもしれない。
色鉛筆画に興味のある方、参考になりましたら幸いです。
またこの作品は、後日Tシャツなどのグッズにする事も考えています。
通販サイト「横山商店」にアップ予定なので、販売開始しましたら改めて本ブログにてご紹介したいと思います!
よろしければ是非ご覧下さい!