2019/12/28

2019年のまとめ

今年もそろそろ終わりですね。
この記事で今年最後のブログ投稿になります。
いつも本ブログをご覧下さっている方、1年間ありがとうございました。

2019年は「少なくとも月に1本はブログを書く」という目標を密かに掲げていたのですが、なんとか無事達成することができホッとしています。
来年も引き続き月1本は守りつつ、もう少し更新頻度を上げていきたいなと考えています。

また、1年の締めくくりに2019年にできた事を振り返ってみます。
(自分の記録としても振り返りは毎年残していこうと思います)

●2月
【絵本「3匹の学者とどろぼう猫」公開】
昔描いてそのままにしていた絵本をデータ化して、web上に公開しました。
私のpixivのページからご覧頂けます。
・pixiv閲覧先
https://www.pixiv.net/artworks/73171961

●3月
【横山商店にポストカード追加】
通販サイトの「横山商店」で今までに作ったポストカードを購入できるようにしました。
今後も展示の際などに少しずつ種類を増やしていきたいです。

●4月
【オーダー品1点納品】
横浜の「大さん橋」からの風景のオーダー品を1点納品しました。
制作過程も一緒に紹介する事ができたので、それも良かったなと思っています。

横山商店にTシャツ追加
公開した絵本に登場するキャラクターの絵に、少しアレンジを加えてペンギンTシャツ・クマTシャツとして販売を開始しました。

【絵本「お茶の時間にしましょう」公開】
こちらも昔描いてそのままにしていた絵本をデータ化し、pixivにて公開しました。
・pixiv閲覧先
https://www.pixiv.net/artworks/74184575

●5月
【「東京インディペンデント2019」出展】
東京藝術大学陳列館にて行われた展示に出品しました。
初めてのアンデパンダン展への出品で少しドタバタもありましたが、それも含めてとても面白い経験でした。
来年もあるなら参加してみたいです。

●6月
【絵画教室生徒さん公募展へ出品】
これは厳密には自分の活動では無いのですが、こういった事は初めてで嬉しかったので今年は入れました。
生徒さんの頑張りが結果として残り、講師としてもとても嬉しく、ありがたい経験をさせて頂きました。
今後も生徒さんのやる気に応えられるよう、作家としても講師としても精進します!

●7月
【「ギャラリーへ行こう2019」出展】
2017年に個展をさせて頂いた数寄和さんの公募展に出品しました。
作品をお客様に見て頂けたのはもちろん、何人か他の出品者の方と知り合えた(人見知りであまり沢山の方とはお話しできなかったのですが…)のも嬉しい事でした。

●9月
横山商店にTシャツとサコッシュ追加
タイ料理のパッタイの絵を描いてTシャツとサコッシュにしました。
料理のTシャツは前から作りたいと思っていて、やっと1つ作る事ができました。
今後も色々な料理シリーズのグッズを作っていきたいと思います。

●10月
【ストックフォトにネズミのイラスト追加
来年の干支のネズミのイラストをストックフォトに追加しました。
今年はストックフォトに全然投稿できなかったので、来年は頑張りたいです。


こうして見てみると、2018年の時よりは少し活動的に取り組めたのかなと思います。
とはいえ、まだどの活動も大きな結果には繋がっていないので、もっと頑張らねばと考えています。
来年は春に個展があるので、その他は活動は抑えめになってしまうと思いますが、イラストもグッズも新商品を最低1つは出せるようにしたいと思います!

画像は今描いている絵の途中部分です。

来年もどうぞよろしくお願い致します!
良いお年をお迎え下さい。

2019/11/27

絵画教室生徒さん「カルチャー芸術展」出品のお知らせ

色鉛筆画の講師を務めているカルチャーセンター主催の「第2回カルチャー芸術展」が本日から行われています。
全国のカルチャーセンター、また一般の方(アマチュアに限る)も対象にした公募展という形式で、美術と書道の作品を展示しています。

私が講師を務めている「カルチャープラザ平塚」からも、生徒さんが色鉛筆画を出品していますので、芸術展の概要と生徒さんの作品をご紹介します。

生徒さんはこの展示に向けて、描いたことの無い難しいモチーフや大きめの作品サイズに挑戦して下さり、どれも力作揃いです。ご興味のある方、是非ご覧下さい。

【第2回カルチャー芸術展】

○会期
11月27日(水)~ 12月9日(月) 10:00 ~ 18:00
※12月3日(火)は休館
※12月9日(月)は15:00まで(最終入場14:30)

○会場
国立新美術館  2階展示室 2A
〒106-8558
東京都港区六本木7-22-2
(東京メトロ千代田線「乃木坂駅」6番出口より美術館直結)

○カルチャー芸術展webサイト
https://www.culture.gr.jp/culture/pdf/news/2nd_artexhibition/

【生徒さんの出品作品】







実物をご覧頂けますと、スケール感や色鉛筆の表情・タッチなどもより分かるかと思います。
また、ここで紹介しきれていない作品もありますので、是非会場で実際にご覧頂けますと嬉しいです!

2019/10/27

ネズミのイラスト販売を始めました。

なんだかんだで今年ももうあと2ヶ月ですね。
年賀状用などに使って頂ければと思い、ネズミのイラストを横山商店とストックフォトに追加しました。
ご興味のある方、下記サイトよりご覧頂けますと嬉しいです。

●横山商店
https://taigamojari.theshop.jp/
※ダウンロード販売の為、スマートフォンのBASEアプリからの閲覧だと商品が表示されない場合があります。
その際はお手数ですが、PCもしくはブラウザのBASEサイトからご覧頂くと表示されると思います。

●PIXTA
https://pixta.jp/illustration/58867713

横山商店の方では年明け初め位までに区切って、PIXTAより格安で販売しています。
イラストは、ネズミの家族をイメージして作ってみました。
jpegなどの画像ファイル、aiでのベクター素材どちらも用意しています。
1匹ずつのデータにもなっているので、ご利用シーンに合わせて、組み合わせてご使用頂ければと思います。

 


組み合わせ例はこんな感じです!

2019/09/08

横山商店に「パッタイTシャツ」「パッタイサコッシュ」を追加しました

通販サイト「横山商店」に新商品を追加しました。
追加した商品はTシャツ(ホワイト)とサコッシュバッグ(ナチュラル)の2種類です。
下記リンクより商品をご覧頂けます。
●横山商店:https://taigamojari.theshop.jp/

色鉛筆で描いたパッタイの絵を原画としてデザインしました。
本当は夏本番の時に発売したかったのですが、原画の制作に思ったより時間がかかってしまい、この残暑の時期になってしまいました。
ですが、9月もまだまだ暑い日があるとは思うので、是非変わったTシャツが欲しい!という方、パッタイが大好き!という方、商品をご覧頂けますと嬉しいです!

また、この食べ物のグッズは、今後食べ物シリーズとして色々種類を増やしていきたいと思っています。

2019/08/17

「パッタイの絵」制作過程紹介

家の近所にタイ料理屋さんがあり、料理も美味しいし接客の感じもとても良いので、すごく気に入っています。
微妙に顔を覚えられているっぽくて恥ずかしいので、最近はあまり頻繁に行かないように気を付けている所ですが、食べたくなって月一くらいは行ってしまいます。
大体いつもパッタイと青パパイヤのサラダを頼みます。

今回はそのパッタイを色鉛筆で描いてみましたので、制作過程を紹介したいと思います。
料理が好きというのもありますが、お皿のデザインも素敵だったので、そこにも惹かれ題材にしてみました。

①下描き1
2Bくらいの鉛筆で下書きをする。
色鉛筆では後から形を直しにくいので、なるべくここで踏ん張って細かい形まで捉える。
麺と模様が細かくて辛かった。

②下描き2
鉛筆の下描きを消しながら色鉛筆で線をなぞっていく。
色を塗った時に線が目立たないよう、大まかな色分けをして線を引いていく。
一番面倒な工程。

③描写1
まずは大まかに色を付けながら描写していく。
色鉛筆では白く描き起こす事が難しいので(白の発色が弱い)、濃い色や陰影を先行させて描いていく。
途中まで明るい部分は白いままで進めて行く。

④描写2
暗い部分に色が付いてきたら、明るい部分も徐々に描き始めていく。
明るい部分を描く時は、全体の明暗のバランスが崩れないように気を付けて使う色鉛筆の選択をする。
また今回は、切り抜きで使う事を予定しているためテーブルの影は描かない。

⑤テレピン
全体に一通り色がのったら、テレピン(油絵用の溶剤)を含ませたティッシュで画面全体を叩く。
こうする事で、色鉛筆の粉が溶けたり散ったりするので、複雑な色を作る事ができる。
ただ一旦少し薄くなり、完成までひと手間増えるので、時間が無い時にはあまりお勧めしない方法である。
またテレピンを使う事を予定しているのであれば、テレピンの前に濃い補色(色相環で対角線上の色)で陰影を付けておくと良い。テレピンで薄まってちょうど良くなる。

⑥描写3
テレピン後、全体にもう一段濃くしていくが、暗い部分から進めて行く。
明暗だけではなく、モチーフそれぞれの固有色も徐々にはっきり出てくるように進める。
そろそろどの色が一番上にきて完成になるかも決めていく。(鮮やかに見せたい場合は、補色をなるべく下の方に隠していくようにする)

⑦完成
細かい部分や、全体の明暗、色を整えて完成。(最後だけスキャンしたものなので、他の画像よりクリアに見えています…すみません。)
もっと描きこみたい場合は、もう何度かテレピンを挟んでも良いかもしれない。

こんな感じで描き進めていっています。
色鉛筆画に興味のある方、参考になりましたら幸いです。

またこの作品は、後日Tシャツなどのグッズにする事も考えています。
通販サイト「横山商店」にアップ予定なので、販売開始しましたら改めて本ブログにてご紹介したいと思います!
よろしければ是非ご覧下さい!

2019/07/30

「ギャラリーへ行こう2019」出展のお知らせ

表具額装ギャラリー「数寄和」にて毎年行われている公募展に入選しました。
小品を1点だけですが出品します。(画像の2枚目が出品作です)
画材は紙に色鉛筆で制作しました。
2017年にはこちらで個展も開催しましたので、数寄和さんでの展示は約2年振りとなります。

2期制になっていて展示作品の入れ替えもあるとの事です。
複数点出品している方の作品を入れ替えるそうなので、私の作品は1点のためいつでもご覧頂けるかと思いますが、不安な方はお越しの前にギャラリーにお問い合わせ頂けますと良いかと思います。

夏も盛りの頃なので、ギャラリーに涼みがてら是非ご覧下さい!
どうぞよろしくお願い致します。 


ギャラリーへ行こう2019
8月3日(土)~ 8月9日(金)、8月19日(月)~ 8月29日(木)
12:00~19:00
8月10日(土)~ 8月18日(日)は夏季休業
数寄和
〒167-0042
東京都杉並区西荻北3-42-17
ツインハイツ1F
http://www.sukiwa.net/

2019/07/12

夕焼けと植木のドローイング

2年程前から、絵画教室講師の仕事が無い日は、運動不足解消を兼ねて散歩かランニングを続けています。
散歩だと夕飯の買い物がてら3~4km位。ランニングは少し離れた大きめの公園まで往復7km位を走っています。

絵のモチーフは自分が見た風景を元にして描く事が多いのですが、最近はこの散歩orランニングコースからモチーフを選ぶ事が多いです。
緑道になっていてなかなか素敵な感じですし、何回も同じ道を通る事で同じ風景の少しの変化に敏感に反応しているような気がします。
時間帯が違ったり季節が違ったりする度に新たな発見があって、なかなか楽しい健康ライフを過ごせています。

今回はそんな散歩orランニングコースからのドローイングを紹介します。

夕焼けはあまりにも絵になり過ぎるので、避けてきたモチーフなのですが、いつも綺麗だなぁと思っていて、我慢できずに今回描いてしまいました。
植木は人の家の庭です。最近人の家の植栽を見るのも密かなマイブームです。



2019/06/12

絵画教室生徒さん 公募展「日本の自然を描く展」出品のお知らせ

前の投稿に続いて、もう一つ生徒さんの展示のお知らせです。
講師を務めている「Art School+Yokohama」の生徒さんが、この度公募展に挑戦され佳作を受賞されましたので、その作品展のご案内をしたいと思います。

●第32回 日本の自然を描く展
<会期>
2019年8月7日(水)~26日(月)
10:00 ~ 17:00
※生徒さんの作品は<第2期>8月12日(月)~16日(金)に展示されます。

<入場料>
一般500円 大・高生300円 中学生以下無料

<会場>
上野の森美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2
http://www.ueno-mori.org/

●出品作
<作者>
Art School+Yokohama生徒 M・I 様

<作品タイトル>
午後の庭

<サイズ・技法>
417mm×200mm
紙に色鉛筆

Art School+Yokohamaでは、技法や曜日によってクラスが決まっているわけではなく、生徒さんの都合の良い時間に好きな画材で制作ができます。
そんな中こちらの生徒さんは、私が講師を務めてからありがたいことに定期的に自分の担当曜日にお越し下さり、色鉛筆での制作を続けて下さっている方です。

元々、形や色をしっかり観察する力がある方でしたが、そこに色の重ね方の知識・経験が加わり、とても繊細かつ表現力豊かな作品に仕上がっていると思います。
モチーフについても、作者の視点がしっかりと感じられるものになっていて作品世界に引き込まれます。

色鉛筆はどうしても画材の特性上、パッと見の印象が弱くなりがちです。
しかし、油絵や日本画など他の画材もある中、見事入賞されたのは普段の制作から培われた描写力で、しっかりとした作品世界が形作られた結果だと思います。

講師として自分も精進を重ね、今後もより魅力的な作品作りができるようお手伝いして行きたいと思います。

上野はいくつもの美術館がありますし、散策するにも良い所ですので、是非多くの方に会場に足を運んで頂けますと嬉しいです!

2019/06/11

絵画教室生徒さん 公募展「日美展」出品のお知らせ

色鉛筆画の講師を務めている「カルチャープラザ平塚」の生徒さんが、この度公募展に挑戦し佳作を受賞されましたので、その作品展のご案内をしたいと思います。

●全国公募 第3回 日美展
<会期>
2019年8月8日(木)~17日(土)
10:00 ~ 18:00
※13日(火)は休館
入場無料

<会場>
国立新美術館
〒106-8558
東京都港区六本木7-22-2
https://nichibi-kaiga.site/top.html


●出品作
<作者>
カルチャープラザ平塚 色鉛筆画講座生徒 渡辺信子 様
※渡辺様のブログでも出品作について紹介されています。
https://happy-ehon-life.com/nichibiten-3/

<作品タイトル>
折れ耳子猫のだるまちゃん

<サイズ、技法>
F10号
技法:紙に色鉛筆

こちらの生徒さんはカルチャーに通われてから2年程ですが、普段の講座でも猫をモチーフに制作されています。
公募展挑戦の他にも、絵本を制作し電子書籍として出版するなど、とても精力的に活動されていて講師としても頭が下がる思いです。

今回も公募展初挑戦で見事入賞を果たし、普段の制作の成果が存分に表れたのではないでしょうか。
色鉛筆画としてはF10号とサイズが大きく、何回も色を重ねて行くのは本当に大変だったと思いますが、色鉛筆ならではの複雑な色合いが表現できています。
猫さんもちょこんとした佇まいが可愛らしく、素敵な作品に仕上がりました。
これからもっともっと上達していけるよう、講師として引き続きお手伝いして行きたいと思います。

色鉛筆画に興味があるという方や、これから絵を始めてみたいなと思っている方はもちろん、是非多くの方に会場で実物をご覧頂きたいです!

2019/05/24

お皿のドローイング

次の色鉛筆での本制作に向けて、お皿のドローイングを描いたので紹介します。

大学卒業以来しばらく長い間せずにいて、最近また始めたドローイングですが、なかなか面白く取り組めています。
主に透明水彩で描いているのですが、色鉛筆と違って偶然性を伴うぼかしや滲みをどうコントロールするかが新鮮です。
色鉛筆でチマチマ描いていく間に挟むのも、出来上がりが早いので精神衛生上良いのかなという気もしています。

今回3つ方向性を試して、これで行こう!というのが出来たので、下の案の内の1つで色鉛筆での本制作に入って行こうと思います。
しばらく、本制作 → ドローイング → 本制作 → ドローイングという風に繰り返していく制作パターンを続けてみて、自分の作品の変化を見てみたいです。

量が溜まったら、ドローイングも個展の際などに展示したいと思っています。
とりあえずは、また新しいのを描いたらこのブログで紹介していきます!



2019/05/07

東京インディペンデント2019 展示のご報告

出展していました「東京インディペンデント2019」は5月5日(日)を持ちまして会期終了となりました。
ご覧頂きました方、気に掛けて下さった方、ありがとうございました。

途中会期変更などもあり、見たかったけど見れなかった方もいるかも知れませんし、公募や展示の仕方も変わった形でしたので、公募の経緯や搬出入、会場の様子などをつらつらと紹介したいと思います。


1.公募の経緯


今回の展示はツイッターを見ている時にふと発見しました。
アンデパンダン(無審査で参加意思のある人は誰でも出品できる)形式だったので、面白そうだなと興味を持ちました。

ホームページを見てみると、一応webサイト上で事前登録し参加表明ができるという形だったのですが、事前登録なしでも当日持ち込みで参加可能となっていました。
そのため、会場が混沌とする事は容易に想像でき、自分の作品はそういった所では見てもらいにくい事は自覚していたので、参加するか大分悩みました。

しかし、この展示が第1回目という事と、会田誠さんやOJUNさんなど著名な方も参加表明をしていた事、東京藝大が会場である事から最終的には参加を決め、搬入の5日前ほどに事前登録を行いました。


2.搬入まで


自分の参加表明を決めるまで、なかなか詳細な搬入の仕方が出ずヤキモキしていたのですが、搬入の一週間前程に詳細な搬入方法が発表されました。

それは、当日、まず受付で搬入番号をくじ引きし、その番号が呼ばれたら(運営側のツイッターやインスタグラムで番号が告知される)搬入→展示を行うというものでした。
番号によっては搬入までかなり待つことも予想され、少し不安でしたが「まぁ当日参加も可なので仕方ないのかな」とその時は思いました。

当日、朝7時から搬入番号のくじ引きは可能でしたが、朝早すぎて辛かったので私は11時に抽選を受けました。
番号は「315番」。
私が抽選を受けた時点で140番位までの人が搬入可能となっていたので、これは相当待つなという感じでした。

その後お昼を食べたり、上野公園を散歩したりして15時30分位に搬入可能となり、会場に入り展示作業を行いました。
結構壁は埋まっていましたが、少し高めではあったけど何とか見やすそうな位置を見つけ、無事搬入を終えました。

搬入→展示自体はすぐ終わったのですが、いかんせん待つ時間が長かったので、かなり疲れてしまい、若干このシステムに怒りを覚えました。
後から聞いた話では7時に抽選を受けた人でも、2時間くらいは待ったとの事です。


3.会期スタート


会期スタートは4月13日(土)からの予定だったのですが、展示作品調整などの理由で5日間延期され、4月18日(木)からのスタートになりました。
当初の予想を大きく超える作品が展示されたため、消防法がクリアできず、作品の位置をずらすなどの対処が必要だったためと思われます。
出品数は600点を超えたそうです。

展示の様子はこんな感じでした。
●1F 映像作品やインスタレーションっぽい作品が中心でした。

●2F 絵画作品、立体作品が中心。タワーを使って壁面に飾り切れない作品を展示していました。


私の作品は、2Fの一番奥の壁右側で真ん中よりやや高めの位置に展示していました。(赤枠内の2点です)

新作はこれです。


やはり予想していた通り混沌としていましたが、スタッフの方の苦労が窺え、思ったよりはゴチャゴチャし過ぎている事はないなという感じでした。
私は1時間くらいで見てしまいましたが、じっくり1つひとつ見ようと思ったら、結構な時間が必要になると思います。


4.搬出


予想を超える作品数が出品されたことで、搬出も当初1日だったものが3日間に拡大されました。
またそのため、展示の最終日の時間も17時→14時クローズに変更され、会期終了直後から搬出可能となりました。

私は、最終日に展示を見てそのまま搬出をする予定で当日会場に向かいました。
搬入で長い事待たされたので、搬出もある程度の待ち時間を覚悟して行ったのですが、予想に反してあっという間に搬出を終えられました。
搬出開始すぐに行ったのが功を奏したのでしょうか。


5.参加してみた感想


展示を見た感想は、ある程度分かっていましたが、無審査なのでやはり雑多な印象は拭えませんでした。
色々な作品が蠢いているパワーみたいなものは感じましたが、それよりも1つひとつの作品のクオリティの差であったり、向いている方向性の違いの方が気になってしまい、自分はネガティブな印象の方を強く持ってしまいました。(そして、自分の作品はやはり力不足で埋もれていました…。無念です)

もしまた次の機会があるなら、搬入と会期スタートまでにもっと時間を設けて、出品された作品をどのように配置するか運営側が決める、という展示の仕方でも良いのではないかなと感じました。
その方がある程度流れが出来て、もっと作品が良く見えるのではないかなぁと個人的には思います。

しかしながら、話に聞いた事はあったものの「アンデパンダン展」というものに参加した事は無かったので、会場の様子や会期変更などのトラブルも含めて参加して良かったと思っています。
また、開催自体に多少の不安もあったので、無事に会期が終えられて今はホッとしています。(運営の方もお疲れ様でした)

どのような作品を作りどのように展示するかだけでなく、その展示自体にどんな意味付けをして、搬入出も含め会期をどのように構成していくかという事を深く考えさせられる良い機会でした。

2019/05/05

ペンギンTシャツ、クマTシャツに新色を追加しました

通販サイト「横山商店」で販売している「ペンギンTシャツ」「クマTシャツ」にカラーバリエーションを追加しました。
ペンギンにはイエロー、クマにはネイビーを加えています。Tシャツのボディの色に合わせて、画像自体の色味や切り抜きの形にも若干調整を加えました。

これからどんどん暑くなってきますし、Tシャツにも良い季節だと思いますので、是非ご覧下さい!

●横山商店
https://taigamojari.theshop.jp/

2019/04/15

絵本「お茶の時間にしましょう」

描いてから家にしまったままだった絵本第2弾「お茶の時間にしましょう」のデータ化ができたので、twitterで少しずつ公開していましたが、全ページ公開が終わったので、まとめたものをpixivにアップしました。ぜひご覧下さい!

この絵本は、大学の時に友人と作った同人誌に載せたもの(当時は絵本ではなく漫画として描きました)を再度ストーリーを練り直して描いたものです。

画材は紙に色鉛筆が主ですが、ページによってはペン、透明水彩、クレヨンも併用して描いています。

pixiv お茶の時間にしましょう閲覧ページ


2019/04/12

東京インディペンデント2019 出展のお知らせ

明日からスタートする無審査のアンデパンダン展「東京インディペンデント2019」に出展しています。

出品作は昨年の個展に出した旧作と、サムホールサイズで小さいですが新作の2点を出品します。
今日搬入を終えたばかりで、且つアンデパンダン展という事で、会場がどんな感じになるのか予想がつきませんが、きっと混沌として面白い空間が出来上がっていると思います。
私も会期中に観に行くのがとても楽しみです。
ちなみに、私の作品は2階の正面の壁(一番奥の壁)の右側真ん中よりやや下の所にあります。

他の出品作家には、会田誠さんやOJUNさんなど著名な方もいるので、それを観に行くだけでも行く価値があると思います。
是非多くの方にご覧頂けますと嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。

●東京インディペンデント2019
4月18日(木) 〜5月5日(日)
10:00〜18:00(最終入場 17:30)
会期中無休・入場無料

東京藝術大学陳列館
〒110-8714
東京都台東区上野公園12-8
https://www.tokyoindependent.info/

2019/04/09

横山商店に「ペンギンTシャツ、クマTシャツ」を追加しました

以前本ブログでも紹介した絵本「3匹の学者とどろぼう猫」の登場人物をTシャツにしました。
通販サイトの「横山商店」にて販売しています。
●横山商店:https://taigamojari.theshop.jp/

Tシャツは①ペンギンTシャツ、②クマTシャツの2種類制作しました。
それぞれ絵本の一部分を切り取り、ロゴをあしらっています。
ペンギンはモデルであるアデリーペンギンの「adelie」を、クマは満腹を意味する「stuffed」のロゴを組み合わせました。

今年は、絵画制作と並行して横山商店の商品ももっと作っていきたいと思います。
またこちらの商品は、色違いのバージョンも作成中なので、そちらも完成次第追加していきたいと思います。
是非ご覧頂けますと嬉しいです!

2019/04/07

オーダー品「横浜風景」制作過程紹介

先日ブログにアップしましたオーダー品「横浜風景」の制作過程を紹介します。

描き進めて絵が変わっていく様子を楽しんで頂けますと幸いです。
また、色鉛筆で描いている方の参考にもなりましたら嬉しいです!


①エスキース(下絵)
まずは、お客様と完成イメージを共有する意味でも下絵を描く。
ここで完成イメージの違いがあれば、修正して本制作に反映させる。


②下書き1
鉛筆で下書き。
ペンも色鉛筆も修正が効きにくいので、なるべく細かい所まで頑張って描く。


③下書き2
鉛筆で下書き続き。
船に続いて、タワーやビルも描いていく。
遠景だがパースが狂わないように注意して進めていく。


④下書きとペン入れ
鉛筆での下書きが終わったら、ペンで形を清書していく。
色鉛筆のみで描く部分(ホテル、タワー)は、色鉛筆で清書をしていく。 


⑤ペン入れ2
色鉛筆は暗い部分から描いた方が進めやすいので、まずはペンの所を先行して進める。
細かいタッチで描いていく前に、太めのペンで大まかに暗くしていく。


⑥ペン入れ3
大まかな明暗がついたら、細かいタッチでそれぞれの色の面を整えていく。
同時にタッチの密度の違いでグラデーションも作っていく。
黒いところもベタ塗りしないで、タッチを重ねて暗くしていくと綺麗。


⑦色鉛筆で描く
ペンでの描写が終わったら、色鉛筆で描いていく。
船の赤、ホテル、マリンタワーの色を入れていく。


⑧ペンの上から色鉛筆で描く
ここでお客様から、空を明るくしたいとの要望があったので、空の部分をペンの上から色鉛筆で塗っていく。
ペンで下地が暗くなっているので、パステルカラーで描写。
水色だけではなく、所々にピンクや薄いグリーンも差していく。

⑨完成
その他バランスをみて船の電飾や街灯にも色を入れて、完成!


今回はオーダー品なので、普段はこの限りではない時もありますが、大体こんな感じで描き進めて行っています。

ペンの上から色鉛筆で描いていくというのは、今までやった事が無かったのですが、なかなか良い効果をあげていたので、合いそうな絵がある時はまた使ってみたいと思います。